【第72回】肉離れからの復帰ラン14kmで感じたリアルな状態

こんにちは、ワタランです。

肉離れからの回復途中、「もう走っても大丈夫かな?」と感じる瞬間ってありますよね。
私自身も約3週間のランオフを経て、まずは1回5kmを走り、その後1週間空けて今回14kmを走ってみました。

結論から言うと、「走れるけど、100%ではない」というのが正直な感覚です。

走れるけど100%ではない違和感

痛みで止まることはありませんでしたが、脚の奥に残る違和感。
これは多くのランナーが感じる「回復途中特有の感覚」です。

特に肉離れの場合、筋肉自体は回復していても、神経的な不安や再発リスクが残っています。
そのため、「なんとなく怖い」という感覚が出やすいのが特徴です。

実際、今回も違和感はあるものの、走ること自体は可能でした。
ただし、ここで無理をするかどうかが、その後の回復を大きく左右します。

なお、肉離れの初期症状や見極めについては、
【第68回】太もも裏の痛みは肉離れのサイン?初期症状と見極め方|50代ランナー実体験で詳しくまとめていますので、あわせて参考にしてみてください。

スピードを上げると出る“攣りそうな感覚”

今回一番気になったのは、スピードを上げた時です。

ペースを少し上げた瞬間に、
「攣りそう」「突っ張る」
という感覚が出てきました。

これは明確な危険サインです。

無理にそのまま走り続けると、再発のリスクが一気に高まります。
そのため今回は、

  • ペースを落とす
  • 場合によっては歩く

という対応を取りました。

結果的に、この判断は正解だったと感じています。

肉離れ回復期にやってはいけない無理な走り方

強度を上げた瞬間にリスクが高まる理由

肉離れは「スピードを出した瞬間」に起きやすいケガです。
つまり回復期も同じで、強度を上げた瞬間が最も危険です。

ゆっくり走れているから大丈夫、ではありません。

  • ダッシュ
  • ペースアップ
  • 上り坂

こういった負荷がかかる動きで再発しやすいのです。

「歩きを入れる判断」は正しいのか?

結論から言うと、正しいです。

むしろ回復期は、

「走り続けること」より「痛みを出さないこと」

の方が重要です。

歩きを入れることで、

  • 筋肉の負担を軽減できる
  • フォームの崩れを防げる
  • 再発リスクを抑えられる

というメリットがあります。

ランニング再開のタイミングや安全なステップについては、
【第70回】肉離れ後のランニング再開はいつから?安全な復帰ステップと注意点【50代ランナー実体験】で詳しく解説しています。

お尻の痛みは要注意|梨状筋症候群との関係

右から左へ広がった痛みの変化

これまで右のお尻に感じていた痛み(いわゆる梨状筋症候群のような症状)が、今回は左側にも出てきました。

これは非常に重要なサインです。

なぜなら、

片側をかばった結果、反対側に負担が移っている可能性が高いからです。

なぜ回復期にお尻へ負担がくるのか

もも裏(ハムストリングス)に不安があると、無意識にお尻や他の筋肉で補おうとします。

その結果、

  • お尻の筋肉が過剰に働く
  • 柔軟性が足りない部分に負担が集中する

ことで、張りや痛みが出やすくなります。

これは「回復していない」のではなく、
身体の使い方が変わっているサインでもあります。

ストレッチだけでは不十分?回復期に必要なケア

お尻ストレッチの落とし穴

今回、走れない期間にお尻のストレッチは行っていました。

しかし、それでも痛みが出たということは、

ストレッチだけでは不十分だった可能性があります。

ストレッチは「伸ばす」ケアですが、回復期には

  • 筋肉をほぐす
  • 正しく使う

ことも同じくらい重要です。

50代ランナーに必要なケアの優先順位

特に50代になると、

  • 柔軟性の低下
  • 回復力の低下

が影響してきます。

そのため、

  • 無理をしない
  • 違和感を見逃さない
  • ケアを継続する

この3つが非常に重要になります。

距離を伸ばすときの正しいステップ

安全に距離を伸ばす3つのルール

回復期に距離を伸ばす際は、次のルールを意識すると安全です。

  • 前回より+2〜3kmまでにする
  • 痛みが出たら即ペースダウン
  • 翌日に違和感が残るならやりすぎ

この積み重ねが、結果的に最短ルートになります。

再発しないための判断基準

重要なのは、「走れたかどうか」ではなく、

翌日に問題がないかどうかです。

  • 張りが強くなっていないか
  • 痛みが増していないか

ここをしっかりチェックしましょう。

桜ランで感じた“回復途中の楽しみ方”

国際園芸博覧会予定地を走って感じたこと

今回のコースは、来年開催予定の国際園芸博覧会の会場周辺でした。

工事は進んでいるものの、
「ここに人が集まる姿」がまだ想像できない――

そんな不思議な感覚もありました。

今だからこそ味わえる季節ランの価値

帰り道では、桜並木の下を走ることができました。

この時期にしか味わえない景色は、やはり特別です。

全力で走れなくてもいい。
ゆっくりでも、歩いてでもいい。

こうした時間こそ、回復期のランニングの価値だと感じました。

まとめ

肉離れからの回復は、

「走れる=完治」ではありません。

今回の14kmランを通して感じたのは、

  • スピードを上げるとリスクがある
  • お尻に負担が移ることがある
  • 無理をしない判断が最も重要

ということでした。

まだ100%ではありませんが、確実に前には進んでいます。

焦らず、段階を踏んで。
そして再発しないように。

これからも、自分の身体と対話しながら走っていきたいと思います。

※本記事は筆者の実体験および医師の診断に基づいています。症状には個人差があります。痛みがある場合は医療機関を受診してください。

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