こんにちは、ワタランです。
12月第1週に行われた草野球の公式戦をもって、今シーズンの草野球がすべて終了しました。春から秋にかけて続いた試合日程もひと段落し、これから来春の開幕までは、スケジュールに縛られずランニングに集中できる貴重な期間に入ります。
これまでは、草野球の試合が入ると体力温存を優先し、長い距離や強度の高いランニングは意識的に避けてきました。試合翌日のダメージや怪我のリスクを考えると、50代の体では無理は禁物です。その判断自体は間違っていなかったと思いますが、同時に「もっと走り込みたい」という気持ちを抑えていたのも事実です。
草野球オフはランニングに集中できる絶好のタイミング
草野球がオフに入った今、週末の試合を気にせずに走れるという環境は、1年の中でも限られたタイミングです。ただ、やみくもに距離を踏むだけでは、寒さもあってモチベーションが続かないのも毎年の悩みどころです。
そこで今年は、明確な目標を設定して冬のトレーニングに取り組むことにしました。その軸になるのが、毎年参加している「ズーラシア駅伝」です。
ズーラシア駅伝という明確な目標
例年1月に開催されるズーラシア駅伝には、草野球チームで壮年男子の部に参加しています。横浜動物園ズーラシアの園内を走るこの駅伝は、1周およそ2.8kmのコースを5人で襷をつなぐ形式です。
距離だけを見ると短く感じますが、実際に走ると印象はまったく違います。園内のコースは起伏が激しく、スタート直後から上り坂が始まり、数えてみると合計で6回ほど上りがあります。平坦な区間は少なく、リズムを作るのが難しいコースです。
しかも駅伝という性質上、最初からほぼ全力で入ることになります。心拍数は一気に上がり、走っている最中は距離以上に長く感じるのがこの大会の特徴です。
前回の反省と今回のテーマ
前回出場した際は、スタート直後から勢いよく飛ばして入ってしまい、前半は良い感覚で走れたものの、後半に一気に息が上がってしまいました。結果的に、同じカテゴリーの壮年男子チームに何人か抜かれてしまい、悔しさの残る内容でした。
この経験から感じたのは、ズーラシア駅伝では「勢い」だけでは最後まで持たないということです。短距離でも、坂道で脚と心肺を削られるため、余裕を残した走り方と坂への対応力が重要になります。
坂道コースをあえて選ぶ冬の走り込み
そこで今回は、「抜かしても抜かれない走り」を目標に、年末年始はあえて坂道のあるコースを選んで走り込むことにしました。フラットで走りやすいコースだけでなく、アップダウンのある道を積極的に取り入れることで、ズーラシアの厳しいコースに対応できる脚づくりを意識しています。
距離は無理に伸ばしすぎず、フォームを崩さずに上り下りをこなすことを重視します。50代になると、勢い任せの練習は故障につながりやすいため、「積み上げる意識」を大切にしたいところです。
瀬谷区マラソンというもう一つの目標
加えて、例年出場している瀬谷区マラソンも冬の目標の一つです。これも草野球チームで参加しており、これまでは海軍道路を使った往復5kmのコースでした。環状4号線を真っ直ぐ走る平坦なコースで、記録も狙いやすく走りやすい大会でした。
ただ、今年は開催時期が2月になり、さらに周回コースに変更されるとのことで、どんなレイアウトになるのか楽しみでもあります。ズーラシア駅伝とは対照的に、スピードを意識した走りが求められる大会になりそうです。
春のフルマラソンへつなげる冬に
ズーラシア駅伝、瀬谷区マラソンとスピード系の練習を重ねた上で、2月下旬から3月上旬にかけてフルマラソンへの出場も模索しています。短い距離で刺激を入れつつ、春に向けた走力の土台を作る冬にしたいと考えています。
今年は1月に喉を傷め、その後も風邪を引くなど、体調面では思うようにいかない時期が続きました。正直なところ、まだ絶好調とは言えません。それでも、週末を中心に少しずつ走ることで、感覚を取り戻していきたいと思っています。
走れる今を大切にする
50代になると、「調子が上がるのを待つ」よりも、「走りながら整えていく」意識が大切だと感じています。草野球がオフに入ったこの時期は、自分の体と向き合いながら走れる貴重な時間です。
この冬の積み重ねが、ズーラシア駅伝、瀬谷区マラソン、そして春のフルマラソンにつながるよう、無理をせず、でも止まらずに走っていきたいと思います。

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