アディダス ボストン12で挑んだVRWCハーフ走|横浜マラソン1か月前の練習記録
横浜マラソン本番まで残り1か月。新調したアディダスのボストン12を履いて、境川サイクリングロードにてVRWCハーフを走りました。。シューズの特徴と走行で得た気づきを整理します。
サブ4ランナーに選んだボストン12を新調した理由
最新モデルのボストン13が市場に出回る中で、あえて型落ちのボストン12を選択しました。主な理由はコストパフォーマンスの良さと、サブ4を目標にする市民ランナーに必要な要素が備わっていると判断したためです。
普段はボストン10を練習用に使用しており、その重量は約280g。ボストン12は約260gと20gの軽量化がなされており、数十グラムの差が長距離で効いてくることを期待しています。
グラスファイバー製エナジーロッドの特徴
ボストン12の大きな特徴の一つは、カーボンプレートではなくグラスファイバー製のエナジーロッド(5本)を採用している点です。これにより、程よい反発とスムーズな前進感を実現しています。カーボンの瞬発的な推進力と比べてしなやかさがあり、脚への衝撃が緩和される感覚が得られやすいのがメリットです。
初期の履き心地は人によって違和感を感じることもありますが、走り込むことで板状の硬さではなく、弾力を伴った推進サポートへと変わっていきます。特にフォームが乱れがちな後半で、地面を押し返す感覚が安定感を生む可能性を感じました。
境川サイクリングロードでのVRWCハーフ走

第4週末に行われた月例のVRWCハーフ。今回は瀬谷本郷公園をスタート地点に、境川サイクリングロードを北上して町田方面へ向かうルートを選びました。普段の江ノ島方面とは異なり、国道246号や16号を横断する区間があり、信号待ちでペースが途切れる場面が複数ありました。
信号による中断は短距離のタイムトレーニングではマイナス要素に見えますが、フルマラソン本番を想定すると意外と貴重な練習になります。給水ポイント、混雑、ストライドの乱れ——これらに対応してリズムを取り戻す力は完走の重要な要素です。
走行感と気象条件が与えた影響

ボストン12を履いてのハーフは、序盤こそ軽快さを感じられました。1kmあたり5分40秒前後で安定して刻め、推進力の恩恵を実感した局面もありました。しかし、走行中に気温が上昇し30℃を超えるコンディションとなり、18km付近から急速に体力を削がれました。
19km過ぎに見つけた公園で短い休憩を挟み、少し歩いてしまったため、結果として「満足のいくハーフ完走」には届かない内容となりました。ただし、この経験は本番想定の調整として重要で、暑さ対策や補給・ペース管理の見直しポイントが明確になりました。

本番までの調整プラン:残り1か月でやること
今回の走りから導いた優先課題は以下の3点です。
- ボストン12を履き込みフィットさせる:短距離〜ミドルの反復で足馴染みを強化
- 暑熱順化トレーニング:暑さに強くなるための短時間高温下トレと補給実験
- ペースの立て直し練習:信号や給水での中断からリズムを回復するインターバル的練習
特にボストン12はグラスファイバー製エナジーロッドによる“しなやかな推進”が期待できるので、足に馴染ませることで後半のギア維持に寄与すると見ています。
まとめ:今回のVRWCハーフで、ボストン12の軽さとエナジーロッドの利点を一定程度確認できました。課題は暑さへの耐性とペース管理。残り1か月でシューズを馴染ませ、実戦的な対応力を磨くことがサブ4達成へのカギです。
本記事は筆者の個人的な体験に基づくランニング記録です。シューズの選択やトレーニングは個人差がありますので、ご自身の体調やランニングスタイルに合わせて取り入れてください。
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